前回、パーフェクトオーダーが使いにくい理由をご紹介しました。
パーフェクトオーダーとは、
3本の移動平均線をチャートに表示させた場合、上昇トレンドや下降トレンドの最中では、移動平均線どうしが交わることなく順番にきれいに並ぶ形になります。
以下の画像のような状態です。

今回は、引き続きパーフェクトオーダーに関する内容も加えて、
移動平均線に関する初心者にありがちな勘違いを3つご紹介しようと思います。
移動平均線(MA)に関する初心者にありがちな勘違い
移動平均線(Moving Average)に関する初心者にありがちな勘違いとは、
- ローソク足は、移動平均線に反発しているわけではない
- レンジ相場では、移動平均線はあまり参考にならない
- パーフェクトオーダーとは、短い期間のMAから順番に綺麗に並んだ状態をいう
これらのことについて、以下で詳しくご説明します。
ローソク足は、移動平均線に反発しているわけではない
画像は、2019年5月のポンド円(GBPJPY)の1時間足です。

下降トレンドを形成していて、途中では、所々で移動平均線に反発してまた下落していっているように見えます。
しかし、ローソク足に反発しているようで実は、少し価格を戻して、また下落しているだけです。反発しているわけではないです。
このあたりを理解できていれば、移動平均線にタッチしたので売りエントリーをした結果、そのまま移動平均線を突き抜けて上昇して損切という失敗を回避できると思います。
移動平均線で反発しているように見えるのは、ちょうどその価格帯に初心者の売りポジションの損切か建値決済、少し上に買いポジションの建値決済があるからです。
もう少し詳しくいうと、初心者の損切が設定されていれば、その価格までプロは大金を投入し狩り取りにきます。
そして、狩り取りが終われば、通常どおりの方向へ下落させていきます。
初心者の建値決済が設定されていれば、同じようにその価格帯までローソク足は、動いて初心者の利益がプラスマイナスゼロで撤退させた後、チャートは通常通り下へ下落させていきます。
他には、初心者が買いポジションを持っている場合については、プロは相場にできるだけ資金が流れることを望んでいますので、初心者の買いポジションを助けるような値動きにはしません。
初心者の買いポジションは、プラスマイナスゼロにもなることなく、そのまま含み損が膨らむ一方の値動きをするはずです。
これらの理由により、価格が上下しながら下降トレンドを形成しています。
ですので、途中移動平均線に反発しているのは、たまたまそこで価格が折り返しているだけで、移動平均線に反発しているわけではないので、移動平均線だけを頼りにエントリーしてしまうと、痛い目にみるかもしれません。
つまり、エントリーの判断に使うときは移動平均線にタッチしたからではなく、それ以前にチャートにどんなポジションが貯まっているのかを判断したほうが確実です。
ちょっと上級なレベルになってきましたが、慣れればそんなに難しくはありませんので、相場心理を参考にしてみてください。
補足として、よくチャートはみんなが意識するところで反発すると言われることがありますが、価格を動かすのは、何億何兆円もの資金量があるプロの大口投資家の影響が大きく、初心者が束になっても価格を動かすほどの資金量にはならないというのが実際です。
つまり、初心者が意識して反発すると考えるようなところでは、価格を動かす資金力が無いので、価格は反発しないです。
レンジ相場では、移動平均線はあまり参考にならない
初心者にありがちな勘違いの2つ目は、
移動平均線をレンジ相場でもトレンド相場と同じ方法で相場分析のツールとして使ってしまうことです。
そもそも、移動平均線とはトレンド相場で使いやすいインジケーターですので、レンジ相場では、あまり役に立ちません。
ほとんどの場合は、移動平均線がないのと同じように素通りしたり、反発に見えたり、ランダムに動いてると思います。
ですので、レンジ相場では移動平均線は無いものとして扱いましょう。
参考にもなりにしにくいので、トレンド相場に特化したツールととらえることをおすすめします。
パーフェクトオーダーとは、短い期間のMAから順番に綺麗に並んだ状態をいう
次は、パーフェクトオーダーに関する勘違いです。
たまに、ある勘違いとして、3本のMAが並んでいればパーフェクトオーダーととらえる方がいらっしゃいますが、
パーフェクトオーダーとは、「小さい期間の移動平均線から」順番に並んだ状態のことをパーフェクトオーダーといいます。
冒頭でご紹介したパーフェクトオーダーの画像です。

画像では、MA20とMA50とMA100を表示させています。
期間が小さい順番に表示されるとは、必ずMA20、MA50、MA100の順番に並ぶ必要があるということです。
チャートによっては、たまにMA50、MA20、MA100という風に並び順が入れ替わることがありますので、この場合はパーフェクトオーダーとは言えないです。
つまり、並び順が正しくない場合はトレンドが発生しているとは言えないので、相場分析を行う時には注意が必要です。
まとめ
以上、移動平均線を使用した際の初心さyにありがちな勘違いを3つご紹介しました。
- ローソク足は、移動平均線に反発しているわけではない
- レンジ相場では、移動平均線はあまり参考にならない
- パーフェクトオーダーとは、短い期間のMAから順番に綺麗に並んだ状態をいう
些細な勘違いであっても、相場分析に利用した場合は大きな損失という結果につながることもありますので、基本的な内容は、細かくチェックすることをおすすめします。
以上、トレード方法には、様々な考え方がありますが、少しでも参考にしていただけたら幸いです。