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「FX」移動平均線(MA)のパーフェクトオーダーは相場分析に使ってはダメ!理由を解説!

こんにちは、FXさちおいくんです。

今回は、インジケーターの中で最も有名な「移動平均線(MA)」の使い方についてのお話です。

皆さんは、チャート画面に移動平均線を表示させた時の「パーフェクトオーダー」という状態は、ご存じでしょうか?

パーフェクトオーダーとは?

パーフェクトオーダーとは、次のような状態をいいます。

3本の移動平均線をチャートに表示させた場合、上昇トレンドや下降トレンドの最中では、画像のように、移動平均線どうしが交わることなく順番にきれいに並ぶ形になります。

画像のMA(移動平均線)の期間は、水色点線が20と青色点線が50と紫色点線が100を表示しています。

僕の画面設定になりますが、なるべく本来見るべきローソク足の邪魔にならないように移動平均線は点線で表示するようにしています。

MAの期間は人によって異なると思いますが、3本の異なる期間のMAであれば、大きな違いはなくパーフェクトオーダーが発生します。

パーフェクトオーダーは相場分析に使える?

今回のテーマは、パーフェクトオーダーが相場分析に使えるかについてです。

結論からいうと、参考程度にしてもいいが、パーフェクトオーダーを根拠としてエントリーするのは、避けることをおすすめします。

つまり、「上昇トレンドでパーフェクトオーダーになっているので、さらに上がると判断して買いでエントリーをする」であったり、

逆に、「下降トレンドでパーフェクトオーダーになっているので、さらに下がると判断して売りでエントリーをする」という方法は、失敗に終わりやすいということです。

ダメな理由①:必ずプラスに価格が伸び続けるわけではない

なかなか、パーフェクトオーダーが使いにくい理由が分かりにくいかもしれませんので、以下の画像を見ていただけたらと思います。

□の中の移動平均線に着目すると上向きのパーフェクトオーダーが発生し、上昇トレンドのなり始めだと判断してしまいそうです。

しかし、上昇トレンド発生の判断により、買いでエントリーは避けた方がよさそうです。

結果は、□の右側を見ていただくと、大きく下落してしまいました。もし、上がったところで買っていれば、大きな損失もある場面です。

このように、パーフェクトオーダーが発生したからといって、その後もしばらく上がり続けたり、下がり続けたりするわけじゃないので、注意が必要です。

他にも例を見てみましょう。

以下の画像では、□の中でパーフェクトオーダーが発生し始めています。

①の□では下降トレンドのパーフェクトオーダー、②の□では、上昇トレンドのパーフェクトオーダーです。

①の□よりあとでは、あまり価格が伸びずに、②の□よりあとでは、大きく価格が伸びています。

この画像のように、パーフェクトオーダーが発生したからといって、必ずしも大きく伸びるわけではないので、エントリー後の含み益が戻って来て損失に変わるというのは、頻繁に起こってしまいます。

ダメな理由②:エントリーが遅くなってしまう

また、パーフェクトオーダーが使えない理由として、エントリーが遅くなってしまう点があります。

①の□の中でトレードを考える

おそらく、パーフェクトオーダーだけを頼りにエントリーした場合では、①の□では、価格が少し下がったところで売りエントリーをすることになると思います。

その場合は、☆まで到達して利確できればいいですが、下降トレンド継続だと判断して、さらにポジションを保有し続けると✖の位置で損切か建値決済になります。

②の□の中でトレードを考える

次に②の□の中で、パーフェクトオーダーを頼りにエントリーを考えてみます。

こちらは、②の□の中で買いエントリーすれば、その後☆の位置まで大きく伸びているのでどこかで利確できそうです。

上昇し続ける価格に欲張って、保有し続けさえしなければ、✖の位置までの全戻しは回避できそうです。

以上、様々なパーフェクトオーダーのパターンをご紹介しました。

パーフェクトオーダーが発生したからといって、価格が進行方向に大きく伸びる場合とすぐに反転する場合があるので、非常にエントリーの根拠としては、使いにくいです。

感覚的には、中長期足を時間かけてパーフェクトオーダーが発生するのを待ってみたものの、実際大きく進行方向に伸びるのは、3回に1回くらいです。

長期間待ったのに、たまにしか利益が実らないとなっては、割に合わないと思います。

ダメな理由③:プロに狙われることがある

そのほかに、分かりやすいパーフェクトオーダーが発生した場合は、それを理由にエントリーすると、プロに狙われることがあります。

プロに狙われるというのは、プロが大金を投入して無理やり価格を動かして初心者のポジションを狩り取りにきます。

例えば、上昇トレンドの分かりやすいパーフェクトオーダーが発生していた場合、買いエントリーをした直後に、大きく下落して損切をしたあとに当初の目標通り上昇し続けるということが、起こることがあります。

この状態は、プロが安易にエントリーした初心者を狩り取るために大量の売り注文を出して、チャートを下落させているといえます。

特に分かりやすいパーフェクトオーダーの時は、狩り取られる恐れがあることを念頭に置いて、チャートを見てください。

まとめ

以上、パーフェクトオーダーがエントリーの根拠として使いにくい理由をご紹介しました。

  1. 必ずプラスに価格が伸び続けるわけではない
  2. パーフェクトオーダーを確認してからでは、エントリーが遅くなってしまう
  3. プロに狙われることがある

これらの理由によって、なかなか使いにくいと感じているトレーダーの方もいらつしゃるのではないでしょうか。

トレードのやり方は、人それぞれでパーフェクトオーダーを根拠として勝っているトレーダーはいますが、その人達は他の根拠も掛け合わせて、より優位性が高い場所でトレードしています。

以上より、基本的にはパーフェクトオーダーを頼りにエントリーはおすすめしません。

最後に、僕がパーフェクトオーダーを根拠として使っていない最も大きな理由は、それを使わなくてももっと便利な相場分析方法があるからです。

相場心理という考え方です。

相場心理は、別の回でご紹介していますので、ご興味がありましたら参考にしてみてください。

以上、少しでも参考になりましたら幸いです。

ABOUT ME
FXさちおいくん
FX歴5年目のベテラントレーダー兼普通の会社員。一児の新米パパ。FXトレードで資産形成をしています。資産3億円達成に向けて日々を謳歌。趣味は読書と映画鑑賞。たゆまぬ努力でコツコツとレベルアップ中です。夢は本の出版。