こんにちは、FXさちおいくんです。
FXの相場心理を読み解く勉強会10回目です。
前回は、「ドルスイスフラン」のチャートを用いて、後乗りエントリーがなぜ勝ちにくいのかをご説明しました。
FXは相場が動き出してからエントリーして勝てるほど、簡単ではなく、
むしろ後乗りエントリーした人たちを狙ってくる大口投資家がいますので、
なるべく後乗りエントリーを控えることをおすすめします。
今回は、トレンドが発生する理由を相場心理の点から説明していきます。
使うチャートは「ユーロドル(EURUSD)」です。
ユーロドルは、世界で最も取引されている通貨ペアですので、特にトレーダーの感情がチャートに反映されやすいです。
相場心理を用いたチャートの分析方法は、相場分析方法の中では、簡単な部類に入ります。
相場心理とは?
まずは、簡単に相場心理の説明をします。
チャートは、価格の上がり下がりで形作られていきますが、
相場のトレーダーの心理が影響して価格が上がったり下がったりしています。
心理の偏りで「買い」が多いと上がり、「売り」が多いと下がります。
つまり、相場心理が分かると価格が上がるか下がるか分かるというわけです。
画像「EURUSD30分足」
実際のチャート画像を載せますので沢山のチャートを見て相場心理に慣れることがおすすめです。
解説の文章内には、分かりやすくするために
- 「初心者」・・・狙われる人
- 「プロ」・・・狙う人
という意味で、上記の言葉が頻繁に出てきます。
今回お伝えしたいことは、「トレンドが発生する理由」です。
さっそく、今日のチャート画像です。
下の画像は、本日、2020年2月のEURUSD(ユーロドル)の30分足です。
とても綺麗な下降トレンドを形成しています。

相場の7割はレンジ相場で、後の3割がトレンド相場といわれています。
- レンジ相場・・・価格が横ばい状態で上がったり下がったりを繰り返している状態です。
- トレンド相場・・・上の画像のような下がり続けている相場を下降トレンド、逆に上がり続けている相場を上昇トレンドと言います。
レンジ相場が多く見られる形ですが、
たまに相場に人の心理が入り込み通貨のどちらかがが売られすぎや買われすぎの状態になります。
そして、波が一方向に動くとトレンド相場に変化していきます。
では、人の心理が入り込みトレンドが発生するとはどういったことでしょうか?
トレンド発生には次の2つの理由があります。
- プロスペクト理論によるトレンド発生
- プロやヘッジファンドが価格を動かしてトレンド発生
プロスペクト理論によるトレンド発生
以前、「プロスペクト理論」のさちおい式活用法をご紹介しました。
その時に、プロスペクト理論の説明をしましたが、簡単に言うと
人は、「利益を得たい気持ちよりも損失を避けたい気持ちが強く表れる」ということです。
これがプロスペクト理論です。
この気持ちが強く表れると、含み損が最大化したあとロスカットが発生することにより、トレンドが発生します。
詳しくは以下でご説明します。
プロスペクト理論の損失を避けたい気持ちが強いと、人は含み損を抱えたままなかなか、損切して損失を確定させようとしません。
- 買いポジションを持っているトレーダーがポジションを決済した時には、相場には売り注文が入り、下落します。
- 売りポジションを持っているトレーダーがポジションを決済した時には、相場に買い注文が入り、上昇します。
基本的には、一定数のトレーダーが買い注文と売り注文の決済を繰り返していれば、レンジ相場になるはずです。

しかし、上の画像では、買い注文よりも多くの売り注文が入っている状態ですので、下落し続けました。
なぜ下落し続けるのかというと、人は、損失を確定させたくないために大きな含み損を保有し続け、限界になればロスカットします。
下落する理由は、初心者の買いポジションがロスカットされるためです。
買いポジションを保有している初心者は、価格が下がると含み損を抱え、すぐに決済したくないと思っています。
ですので、自分の資金の限界になるまで保有し最後には、ロスカットになって、相場に資金を吐き出してしまいます。
その時は買いポジションの決済なので、売り注文が入り、下落していくということになります。
トレンドは一度発生すると継続しやすいというのは、このロスカットが繰り返し発生するからです。
ロスカットによって相場に資金を落とすトレーダーは、相場に慣れていない初心者が多く、プロに狙われていることが多いです。
上の説明で、人の損切をしたくない心理が、結果的に相場に大金が流して、トレンドを発生させているということをお話しました。
その場合は、初心者の決済注文で相場にお金が流れているといえます。
プロやヘッジファンドが価格を動かしてトレンド発生
トレンドが発生する理由は、もう一つあります。
相場に大金が流れるという点では、同じですが、プロが相場に大金を投入し価格を動かします。
上と同じ画像です。

プロが初心者をロスカットさせたいがために、資金量が多いプロが売り注文で下落させています。
なぜなら、初心者をロスカットさせて相場に流れるお金を増やすためです。
①、②、③のところで大きく下落していますが、ここは特に大きくロスカットが起きたところです。
チャートの動きをリアルタイムで見ていると、下落の勢いが強いためそのままの勢いで急降下していきそうに思えます。
そういった、急変動の時は初心者ほどチャートの値動きに慣れていないため、慌てて決済ボタンを押してしまいます。
プロは、初心者が慌てて決済ボタンを押すことも狙って、急降下させています。
その証拠として、初心者のロスカットが完了すると、プロの利確が入り少しだけ上昇しています。
このようにプロの売り注文が、繰り返し入るためにトレンドが発生し続けます。
つまり、プロの新規注文によって、トレンドが発生していると言えます。
まとめ
以上、トレンドが発生する理由を2つご紹介しました。
2つの理由とは、
- 初心者の決済注文により、お金が相場に流れトレンドが発生
- プロの新規注文により、お金が相場に流れトレンドが発生
です。
初心者の一人当たりの投資額は、少ないですが、負けているFXトレーダーが8割と言われる通り、トレーダーの大部分を占めていますので、トータルの資金額も多くなります。
逆にプロは、FXトレーダーの2割と少ないですが、一人当たりの投資額が大きいので、相場を動かす力があります。
上記で説明した通り、チャートには動く理由があり、多くが相場心理をもとにチャートが動いています。
細かく言えば、チャートが動く理由は、
国家の力関係や各国の貿易による売買で通貨の取引量が変化したりすることが原因の場合もありますが、
結局のところ、人の心理がチャートに影響し、相場に投入される金額が増えるからです。
相場心理を読み解ければ、チャートの動く理由が実感として感じ取れるようになりますので、是非相場心理を身につけていただければと思います。
以上、少しでもFXを勉強している方の参考になれば幸いです。
それでは、次回の相場心理勉強会パート11にて、
引き続き、相場心理を交えたノウハウをお伝えしていこうと思います。
チラ見していただければ、勝てるトレーダーになる情報が見つかるかもしれません。