こんにちは、FXさちおいくんです。
FXの相場心理を読み解く勉強会15回目です。
前回は、「ドル円(USDJPY)」のチャートを用いて、楽に勝ちやすくする方法をご紹介しました。
今回は、トレンド中に発生する「ダブルトップ」や「ヘッドアンドショルダー」に気をつけるべき理由をご紹介します。
ダブルトップ・ヘッドアンドショルダー
FXのチャートで度々発生する形に「ダブルトップ」や「ヘッドアンドショルダー」というチャートパターンがあります。
今回は、下の画像を使ってご説明します。

「ダブルトップ」とは、相場の高値圏に発生し、Mの形の用に2つの山からできるチャートパターンです。
「ヘッドアンドショルダー」も相場の高値圏に発生し、3つの山が連なったような形のチャートパターンです。
大抵は、まんなかの山が一番高く、両サイドの山が少し低い形をしているので、頭と肩の英語を意味するヘッドアンドショルダーという名称になっています。
日本では、三尊という名称でも呼ばれます。
上の画像の左のチャートパターンは、山が3つなので「トリプルトップ」とも言えなくはないですが、まんなかが高いのでヘッドアンドショルダーとします。
「ダブルトップ」や、安値圏で発生するWの形に似ている「ダブルボトム」については、こちらの記事でも説明していますので、トレード方法の参考にして頂ければと思います。
「ダブルボトム」や「ヘッドアンドショルダー」は高値圏に発生した場合は、チャートが反転する目印となることがあります。
しかし、しばしば上昇トレンド中に発生することがあるので、本当にチャートが反転するかは、見極めが必要になってきます。
今回は、そんな上昇トレンド中の「偽ダブルトップ」と「偽ヘッドアンドショルダー」の回避方法を相場心理を交えながらお伝えしようと思います。
相場の心理状態を読みとければ、危ないポイントでエントリーすることも減ってくるので、おすすめです。
相場心理を用いたチャートの分析方法は、FX上達の近道ですので、是非身につけていただけたらと思います。
相場心理とは?
まずは、簡単に相場心理の説明です。
チャートは、価格の上がり下がりで形作られていきますが、
相場のトレーダーの心理が影響して価格が上がったり下がったりしています。
心理の偏りで「買い」が多いと上がり、「売り」が多いと下がります。
つまり、相場心理が分かると価格が上がるか下がるか分かるというわけです。
画像「AUDUSD1時間足」
実際のチャート画像を載せますので、なるべく沢山のチャートを見て相場心理に慣れていきましょう。
解説の文章内には、分かりやすくするために
- 「初心者」・・・狙われる人
- 「プロ」・・・狙う人
という意味で、上記の言葉が頻繁に出てきます。
今回お伝えしたいことは、「偽ダブルトップ、偽ヘッドアンドショルダーの回避方法」です。
上でご紹介したチャート画像です。
画像は、2018年1月頃の「豪ドル米ドル(AUDUSD)」の1時間足です。

上昇トレンドが発生している相場です。
上の画像の□(四角)で囲んだ範囲は、左にヘッドアンドショルダー、右にダブルトップのような形が形成しています。
多くのFX初心者本や参考書籍では、次のように書かれています。
FXを始めて少し勉強したことがある方なら、ほとんどの方が知っているかもしれませんが、
ヘッドアンドショルダーやダブルトップは、相場が反転する合図ですので、その形が発生したら、売り注文をしましょう!
それがチャートパターンを利用したトレード方法です!
このように、書き方は多少違ったとしても似たようなことが多くの本に書いてあります。
この説明は、多くのFX初心者を苦しめる説明だと思います。
今まで、数十冊とFX本を読んできましたが、この説明を見かけては、うんざりしていました。
というのも、使いにくいトレード方法だからです。
確かに、高値圏では「ダブルトップ」や「ヘッドアンドショルダー」がよく発生しますが、これをトレードに活用することは困難だと思います。
なぜなら、だましの「偽ダブルトップ」や「偽ヘッドアンドショルダー」も多く発生するからです。
上と同じ画像です。

画像中に発生している「ヘッドアンドショルダー」や「ダブルトップ」がまさに、だましの「偽ヘッドアンドショルダー」と「偽ダブルトップ」です。
反転を表すチャートパターンが発生しても、反転するどころか、さらに上昇を続けていますので、完全にだましです。
反転せずに上昇を続ける理由には、相場心理で説明できます。
「だまし」とは、ほとんどが、プロなどの大口投資家が初心者を刈り取るために価格を無理やり動かすことをいいます。
初心者を刈り取るとは、初心者が設置する損切り位置やロスカットラインまで動かして、初心者に相場にお金を落としてもらうことです。
「偽ダブルトップ」「偽ヘッドアンドショルダー」が発生した理由
上と同じ画像です。

では、今回のチャートで、なぜ「だまし」が発生したのでしょうか?
今回は、相場心理と言っても非常に明瞭で簡単な理由により「だまし」が発生しました。
それは、多くのトレーダーが反転する!と思ったから、プロが刈り取るためにさらに上昇させました。
「ヘッドアンドショルダー」と「ダブルトップ」は、反転のサインとして、すごく有名で多くのトレーダーに知れ渡っています。
上の画像の「偽ヘッドアンドショルダー」より左側では、上昇トレンドが発生していて、右側がまだ分からない状態では、多くのトレーダーがそろそろ反転するかも?と考えたと思います。
その初心者の心理を読み取りプロは利用して価格を上昇させました。
画像右の「偽ダブルトップ」でも同様に、右のチャートが出来上がっていない状態では、多くの初心者が反転と思い、プロに刈り取られました。
「偽ダブルトップ」「偽ヘッドアンドショルダー」を回避する方法
では、「偽ダブルトップ」「偽ヘッドアンドショルダー」を回避する方法はあるのでしょうか?
それは、次の方法です。
- 「ダブルトップ」「ヘッドアンドショルダー」を利用するなら、トップの部分でエントリーすること
- 「ダブルトップ」「ヘッドアンドショルダー」という理由でトレードしない

1.「ダブルトップ」「ヘッドアンドショルダー」を利用するなら、トップの部分でエントリーすること
トレードで利用する場合、注意するポイントは、形ができあがってからエントリーしていては、遅いということです。
「ダブルトップ」「ヘッドアンドショルダー」を利用して、売り注文をするなら、形が完全にできあがる前のトップの部分でエントリーする方が、いいです。
トップの部分とは、山が連なった形の右側の山のてっぺん部分です。
左の山が発生してから2つ目の山が同じてっぺんの価格まで、上がってきたところで売りエントリーです。
上がったところで売りエントリーする方法では、多少下がる余地がありますので、売りエントリーをしてもすぐに含み損を抱えて、損切りという流れは防げます。
しかし、そのまま放置していれば、上昇トレンドの流れにのってそのうち、損失が拡大していきますので、撤退するかどうかの見極めが必要です。
価格が素直に、利益を伸ばさなければ、逆指値を建値に移動させるか、危ないと思ったら早めの撤退が必要です。
2.「ダブルトップ」「ヘッドアンドショルダー」という理由でトレードしない
上記では、反転のサインを利用してトレードする場合として、お話しました。
しかし、僕は、「ダブルトップ」「ヘッドアンドショルダー」という理由でトレードしないことをおすすめします。
冒頭でも、少し触れましたが、「ダブルトップ」や「ヘッドアンドショルダー」を理由にトレードすることは、とても難しいです。
初心者の方におすすめしている本もありますが、あまり使えない方法だと思います。
なぜなら、これらのチャートパターンは有名になりすぎて、しばしばプロに利用されて、初心者の方が狙われるからです。
僕は、チャートパターンが相場に現れたからエントリーするというやり方ではなく、現在の相場の心理がどうなっているかを分析して、トレードをするようにしています。
チャートパターンという形だけ見てトレードする方法は、多くの場合うまくいかないことが、経験から分かりました。
相場心理では
- 初心者(ここで言う狙われている人)
- プロ(ここで言う価格を動かす人)
の人達がその時にどう感じているかを理解すれば、どんなチャートでも分析できますので、相場心理は万能な武器になります。
ちなみに、初心者やプロの集団とは別に、
- 第三者(初心者やプロの動向を見て、トレードする人)
もいて、僕もここに入ると思います。
つまり、「ダブルトップ」や「ヘッドアンドショルダー」のようなチャートパターンではなく相場心理を使って、トレードした方が、勝率がアップするということです。
まとめ
以上、上昇トレンド中に、
- 「偽ダブルトップ」や「偽ヘッドアンドショルダー」が発生した理由
- 「偽ダブルトップ」や「偽ヘッドアンドショルダー」を回避する方法
をご紹介しました。
今回は、上昇トレンド中の「ダブルトップ」や「ヘッドアンドショルダー」をご紹介しましたが、
下降トレンド中の「ダブルボトム」や「逆ヘッドアンドショルダー」でも同じことが言えます。
同じように、プロは有名なチャートパターンが発生したところを初心者の心理を逆手にとって価格を動かしてきますので、注意が必要です。
チャートパターンを理由にトレードするのではなく、
相場心理分析によってどのように動くのか、予想できれば、トレードに利用してみましょう。
きっと、利益が発生すると思います。
それでは、次回の相場心理勉強会パート16にて、
引き続き、相場心理を交えたノウハウをお伝えしていこうと思います。
チラ見していただければ、勝てるトレーダーになる情報が見つかるかもしれません。良ければ、参考にしてみてください。