こんにちは、FXさちおいくんです。
今回は、FXをされている方なら一度は聞いたことがあるゴールデンクロスとデッドクロスが全然使えないお話です。
特に初心者の方ほど、ゴールデンクロスやデッドクロスの利用は避けた方がいいかもしれません。
ゴールデンクロス、デッドクロスとは?
ゴールデンクロスクロスとは、移動平均線(MovingAverage)をチャートに表示させた時に、短い期間の移動平均線と長い期間の移動平均線が交差している状態をいいます。

単純に交差している状態ではなく、画像のように短い期間の移動平均線が下から上に向かって、長い期間の移動平均線を追い越す形がゴールデンクロスと言われます。
よく、相場転換の合図と表現されますが、画像では下降トレンドが終わり、上昇トレンドを形成する境目にゴールデンクロスが発生しています。
反対に、デッドクロスとは上昇トレンドから下降トレンドに転換するところに発生しやすいので、短い期間の移動平均線が上から下に向けて、長い期間の移動平均線を追い越す形になります。
画像では、上昇トレンドの発生が視覚的に分かりやすいため、ゴールデンクロスを見つけたら買いエントリーをすれば、大きく儲けられそうにみえます。
しかし、ゴールデンクロスやデッドクロスをトレードに利用するには、注意が必要です。
特にエントリーの判断に使用することは、あまりおすすめしないです。
詳しくは、以下でご説明します。
ゴールデンクロスとデッドクロスが使えないワケ
ゴールデンクロスとデッドクロスはトレードで利用するには、非常に難しいです。
その理由は、次の2つです。
- レンジ相場では、利益幅が小さい
- ゴールデンクロスやデッドクロスを確認してからでは遅い
では、順番にご説明していきます。
レンジ相場では、利益幅が小さい
以下の画像では、左の①でデッドクロス、右の①でゴールデンクロスが発生しています。

このように、ゴールデンクロスやデッドクロスが発生したとしても、相場全体がレンジ相場だと、頻繁に波の上がり下がりが入れ替わり、大きな利益を望めなくなります。
つまり、レンジ相場では、利益幅が小さくなってしまうので優位性が低いトレードとなってしまいリスクが高いです。
この記事の最初にお見せした大きなトレンドが発生すると分かっていれば、ゴールデンクロスもエントリーの判断として使用してもよさそうですが、相場全体では、レンジ相場が7割、トレンド相場が3割とを言われているように、レンジ相場に出会う確率の方が高いです。
以上よりレンジ相場では、使いにくいのが実際のところです。
ゴールデンクロスやデッドクロスを確認してからでは遅い
次に、使いにくい理由としてゴールデンクロスやデッドクロスを確認してからエントリーしていては、遅い問題があります。
先ほどと同じ画像です。

チャートが出来上がってからでは、ゴールデンクロスやデッドクロスが発生しているのが分かりやすいですが、
チャートの右側が完成していない状態でいち早く「ゴールデンクロスやデッドクロス」か「ただもみ合っているだけか」を区別することは至難の業です。
仮に、いち早く判断できたとして、画像左のデッドクロスが出来上がったと判断できるのは②の位置でしょう。
右の①でゴールデンクロスが発生したと判断できるのは、②に到達してからになりますので、これらの②の位置でエントリーしていては、遅すぎます。
すぐに反転する可能性があり、損切にかかってしまうので、トレードのやり方としては、最悪の後乗りトレードになってしまっています。
他のパターンも見てみますと、

こちらは、①でゴールデンクロスが発生しています。
ゴールデンクロスが発生したと認識できるのが②の位置なので、②で買いエントリーをしていては、遅すぎます。
次の画像はデッドクロスです。

①でデッドクロスが発生していますが、発生したと認識できるのがもう少しチャートができあがってからなので、②の位置です。
②の位置で売りエントリーしていては、即逆行して損切です。
以上のように、レンジ相場が大半を占めるFXでは、ゴールデンクロスやデッドクロスだけを頼りにしていては、ほとんど負けてしまうと思います。
よく、FXの初心者本では、ゴールデンクロスやデッドクロスが誰にでも使えるようなことが書かれているので、気を付けてください。
もちろん、トレードの参考として使っているトレーダーはいますが、初心者の方にとって使いやすい合図ではないので、あまりおすすめできません。
まとめ
今回は、FX初心者にとってゴールデンクロスやデッドクロスが、あまりおすすめできない理由をご紹介しました。
おすすめできない理由は、以下の2つです。
- レンジ相場では、利益幅が小さい
- ゴールデンクロスやデッドクロスを確認してからでは遅い
ゴールデンクロスやデッドクロスは、ほとんどのFX初心者本に書いてあるため、使えると勘違いする方が多いと思います。
基本的に、初心者本で書かれているような分かりやすい手法では、勝てないと心得ておいた方がいいと思います。
なぜなら、誰もが知っているトレード手法ほど、プロに価格を動かされて狙われる可能性が高いからです。
以上、トレードの参考になりましたら幸いです。