こんにちは、FXさちおいくんです。
FXの相場心理を読み解く勉強会6回目です。
前回は、よく相場に出現する「カップアンドハンドル」のチャートパターンを相場心理の観点からどのように形作られるかを解説しました。
今回は、世間では殺人通貨と呼ばれる「ポンド円」について、相場心理を交えながら解説しようと思います。
なぜ、殺人通貨と呼ばれるかというと、異常なほど値動きの幅が広いからです。
損切を覚えていないトレーダーの方なら、ロスカットされるほどボラティリティが高いので注意が必要です。
その値動きの激しさから投機性が高く、短期間で大きな収益を上げたいトレーダーに好まれます。
ポンド円は、FXに慣れ始めたトレーダー向きと言えるでしょう。
そんなポンド円にも慣れるためにも、今回も相場心理のお勉強です。
相場心理の基本的な考えは同じですので、通貨ペアが違ったとしても特に問題ありません。
相場心理は、どんな通貨ペアでも、どの時間足でも効果を発揮する万能武器ですので、相場心理の習得は、FX上達の近道です。
億トレーダーを目指すなら、相場心理を読み解く力をつけるのもいいと思います。
相場心理とは?
まずは、簡単に相場心理の説明をします。
チャートは、価格の上がり下がりで形作られていきますが、
相場のトレーダーの心理が影響して価格が上がったり下がったりしています。
心理の偏りで「買い」が多いと上がり、「売り」が多いと下がります。
つまり、相場心理が分かると価格が上がるか下がるか分かるというわけです。
画像1「GBPJPY1時間足」
実際のチャート画像を載せますので、なるべく沢山のチャートを見ることで相場心理に慣れていけるかと思います。
解説の文章内には、分かりやすくするために
- 「初心者」・・・狙われる人
- 「プロ」・・・狙う人
という意味で、上記の言葉が頻繁に出てきます。
さっそく、今日のチャート画像です。
説明を読む前に、一度ご自身で相場心理を考えてみるのも訓練になっていいかもしれません。
①番で、売りエントリーした人の気持ち
下の画像は、2019年7月頃のGBPJPY(ポンド円)の1時間足です。
ポンド円の特徴は、とにかくボラティリティが高いことです。

では、解説にいきましょう。
今回は、非常にきれいな下降トレンドです。
波のどこかで売りを入れれば、簡単に稼げそうですが、途中罠があるので、気を付けたほうがいい相場です。
①より以前のトレーダーは、買いか売りか判断が付けられずしばらくは、レンジを形成していますね。もしくは、ちょっと上昇しています。
そこで、①でもう少しだけ上昇する気配がみえたので、多くのトレーダーは「上昇トレンドの始まりだ」と勘違いしてエントリーしたかもしれません。
①で買いエントリーした初心者の中には、建値に戻ってきてプラスマイナス0になれば、決済しようと考えている人もいるかもしれません。
そのような、損を確定したくない欲望が少しでも見えれば、プロやヘッジファンドはかなりの高確率で狙ってきますので注意です。
もし、①で損切をしなければ、地獄の始まりです。
①から⑥まで850ピップスほど下がっていますので、
1ロット(10万通貨)の買いポジションを持っていれば、85万円ほどのマイナスです。10ロット(100万通貨)の買いポジションなら850万円のマイナスです。
この値幅850ピップスの含み損に耐えられるトレーダーは、ほとんどいないのではないかと思います。
プロは、売りをどんどん追加して、下落させることで、初心者の「損を確定したくない気持ち」を大きくさせていきます。
そうすれば、どんどん含み損は膨らんでいきますので、相場に流させる初心者の資金を最大化できます。
そして、最後にはより多くの含み損となったお金を相場に落とすことになります。
②で後乗りの売りを入れたトレーダー
上と同じ画像です。文章と照らし合わしやすくするために何度も表示しています。

②のような、ある程度下がったところで売りエントリーを入れるのは危険です。
①から売っていたプロがいつ買いを入れて上昇させるか分からないからです。
もし、売れると判断するならば、③以降がいいです。
②から③まで、小さい波に見えますが、さすがポンド円、100ピップスほど上昇していますので、②で売りを入れた人も損切に掛かっているかもしれません。
これが、下降トレンド中によく発生する罠です。
罠を回避するには、罠が過ぎてから乗るのが最も安全であり、セオリーです。
④で相場は反転したと信じるトレーダー
上と同じ画像です。文章と照らし合わしやすくするために何度も表示しています。

④では、以前お話したダブルボトムの形になっています。
ダブルボトムとは、よく出現するチャートパターンで底値圏に発生すると相場の反転を表すことが多いです。
しかし、ここで長期の下降トレンドが終わり、上昇トレンドに切り替わっていくと考えるのは、早すぎます。
今回は、相場は反転しませんでした。
なぜなら、プロが、多くのトレーダーの相場が反転すると思いこんでいる気持ちを利用して、さらに売りを入れて下げてくる可能性があるからです。
この場合は、④の位置で買いエントリーしたとしても、⑤のあとで上昇せず雲行きが怪しくなってきたら撤退するべきです。
もしくは、含み益になって少ししたら建値に損切位置を移動することをおすすめします。
きれいなチャートパターンほど逆に狙われることもあります。
結果、⑥の底値圏に下がっていますので、④か⑤で上昇すると思い込んで、しがみついてしまったトレーダーは大きな含み損を抱えてしまいました。
これも、プロやヘッジファンドが想定したシナリオ通りです。
このように、プロは簡単に初心者のお金を相場に流そうと狙ってきますので、逆にプロの心理を読み解き利用してやりましょう。
プロの心理を読み解ければ、自分を守ること、逆に心理を利用して自分の利益にすることも案外簡単です。
今回でいうと、プロの心理を読み取り、売りでついて行けば簡単に爆益となった相場となります。
まとめ
今回は、GBPJPYの1時間足について相場心理をご説明しました。
殺人通貨と言われるGBPJPY(ポンド円)ですが、相場心理を読み解き、今どんな気持ちのトレーダーがいるのか分かれば、案外怖くない通貨とも言えます。
つまり、相場心理が分かれば、トレードの技術が格段に向上し、
どんな通貨でもトレード可能ですので、チャートに表れているトレーダーの気持ちを考える訓練をしてみてもいいと思います。
ポイントは、
- 含み損を抱えている人はどこで決済したいのか
- 含み益を抱えている人はどこで決済したいのか
- 含み益の人と含み損の人はどちらが多いか
- 新規で参入したがるトレーダーはいそうか
- プロやヘッジファンドが初心者を狙っていないか
を考えることです。
相場心理の点から考えると意外と簡単ですのでやってみてください。
今回の冒頭でお話しました、
欲望に忠実な気持ちがチャートに表れていたらそこに着目することがいいかもしれません。
初心者の「損を確定したくない」や「もっと利益が欲しい」などの欲張りな気持ちほど、プロに見透かされ狙われることが多いです。
ですので、撤退できるところは、早々に撤退することをおすすめします。
新たにいいタイミングが来たり、別の通貨でエントリーすればいいので、
そのポジションで利益を出そうと固執しなくていいのではないかと思います。
一旦逃げて、やり直せばいいのです。
ですので、ぜひ相場心理を習得していただけたらと思います。
以上、チャートパターンを用いた相場心理の解説をさせていただきました。
少しでも勉強熱心なFXトレーダーの方の参考になれば幸いです。
それでは、次回の相場心理勉強会パート7にて、もしお時間ありましたらご覧下さい。
ありがとうございました。